ご葬儀は故人に「ありがとう」をお伝えする
最後のお別れの儀式であり、
また、始まりの儀式でもあります。
葬儀に参列する人、喪主になる人には
それぞれ細かいマナーや役割があります。
その中でも特によくお受けするご質問として
「香典袋の表書き」
「作法」
「葬儀の種類」
をご説明します。
どうぞご参照ください。

香典袋の表書き

「御霊前」がどの宗教、宗派でも関係なく使えるという説もありますが、
宗教、宗派によってさまざまな理由から違いがあります。

【仏教】

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「御霊前」仏式 (四十九日まで)
「御仏前」仏式 (四十九日後 )

浄土真宗では御霊前はふさわしくないという考えがあります。
亡くなった方は即浄土に往生したのであり、
「霊」を認めていないので御霊前は用ず、御仏前を用います。
曹洞宗などの禅宗では教義に「浄土」がないので、
「成仏以前」という考えがないので、御仏前を用います。
また、「御香料」「御香資」「御香奠」らは、
中立的な表現で用いられることも多いです。

【キリスト教】

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「御霊前」「御花料」

カトリックは「御霊前」を許容しているが、
プロテスタントは否定しています。

【神道

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「御玉串料」 「御榊料」
「御神前料」 「御神饌料」

香典袋(不祝儀袋)には銀の水引を使用することが多く、
蓮の模様が描かれていないものを選ぶこと。
蓮柄は仏教ですので注意してください。
のしはつけません。
式次第やそれに霊祭、祖霊祭の次第を見ても、
この信仰に基づいてなされているのです

作法
 
【神道葬儀 手水(ちょうず)

神道の通夜・葬儀・納棺の儀の前に行われ
参列者の身を清めるために行われます。

[1] 右手でひしゃくを持ち水をくみ、左手に水をかけ、
ひしゃくを左手に持ちかえて、右手にも水をかけます。
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[2] ふたたび右手にひしゃくを持ち替えて、
水を左手で受けて口をすすぎます。
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[3] 懐紙で口と手をふきます。
(懐紙がなければ、代わりにハンカチ。)


【神道葬儀 玉串奉奠(たまぐしほうてん)

[1] 順番が着たら前に進み遺族、神官に一礼し玉串を受け取ります。
このとき、右手が根元、左手が葉先になるように受け取るように。
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[2] 玉串を胸の高さに右回りに回します。
(葉先が向こう側、根元が手前に)
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[3] 左手が根元、右手が葉先になるように持ち替え、
さらに右回りに回します。
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[4] 根元を祭壇に向けて、両手で静かに捧げます。
二礼し、音を立てずに二回しのび手を打ちます。
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[5] 最後に深く一礼して下がります。

葬儀の種類

自分らしさ、故人らしさのあるご葬儀をしたい、
と思う方が増えています。
一風変わった葬儀をしたいという事でなくても、
葬儀にはどんな種類があるのか。
情報を役立て、ご要望通りの
「らしさ」のあるご葬儀をされるのもひとつです。

葬儀式・告別式】

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本来、「葬儀式」と「告別式」は別のものですが、
現在は一つの流れの中で行われることが多いようです。
「葬儀式」は、
故人の魂を送るために行われる宗教的な儀式です。
「告別式」は、
友人や知人が故人と最後のお別れをする社会的な式典です。
また最近では、葬儀よりも「通夜」の方が
会葬者が多くなるという逆転現象も増えてきています。

一般の葬儀式、告別式を行う場合にも、
祭壇の飾りつけや流す音楽に工夫をしたり、
ビデオや記念コーナーを設置するなどして、
故人の個性を表現することはできます。

社葬・個人葬】
 

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会社の社長や会長などが亡くなった時や、
社員が殉職した時などに、
会社が主催して行うの葬儀が「社葬」です。
これに対して、
会社ではなく遺族が主催して行う
一般的な葬儀が「個人葬」です。
遺族と会社が合同で行う場合は「合同葬」と言います。
また、葬儀は会社以外の団体が主催することもあります。
これらは総称して「団体葬」と言います。

家族葬・密葬】
 

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「家族葬」と「密葬」はどちらも主に
親族や親しい者だけで行う葬儀ですが、別のものです。
「密葬」は「本葬」 とセットで行う葬儀です。
故人が有名人であったり、社葬など、
多くの会葬者がいる場合には、
まず、親族や親しい者だけで葬儀を行うことがありますが、
これ を「密葬」と呼びます。
そして後日、一般の参列者を招いた「本葬」を行います。
これに対して、
「家族葬」は単独で行う葬儀です。
家族や親しい友人など少人数で行います。
「家族葬」を行う場合、会葬者だけでなく、
他の方々へも、失礼のないようにお知らせをして、
弔問・供花・香典などの辞退をする必要があります。

一般には葬儀の後に火葬を行いますが、
火葬の後で葬儀を行う地域もあります。
これを「骨葬」と呼びます。
「密葬」後に火葬にふして、
「本葬」は「骨葬」として行うこともあります。

仏式葬儀・キリスト教葬儀・神式葬儀】

 
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「葬儀」はどの宗教で行うかによって
「仏式葬儀」、「キリスト教葬儀」、「神式葬儀」など
様々な形式があります。
また、創価学会は僧侶なしの
「同志葬(友人葬)」を行います。
各新興宗教にもそれぞれの形式があります。

直葬(火葬式)】
 

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葬儀を行うことには法的な義務はありませんので、
葬儀をしないことも可能です。
葬儀をしない場合も、
亡くなった場所からの搬送、納棺、安置、
死亡診断書の提出と
火葬埋葬許可書の取得、火葬が必要です。
この場合、身内だけで火葬に臨みますが、
火葬時に僧侶にお経をあげていただくこともできます。
このような葬儀を「直葬」と呼ぶこともあります。

自由葬・音楽葬】
 

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従来の葬儀の形式にこだわらずに
自由な発想で行う葬儀を
「自由葬」、「プロデュース葬」と呼びます。
無宗教で行う場合もありますし、
そうでない場合もあります。
生演奏やCDなどによって音楽を「献奏」するような、
音楽を重視した葬儀を「音楽葬」と呼びます。

自然葬・散骨・樹木葬】
 

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海や川、山、宇宙などに散骨を行って
自然にかえすことを
「自然葬」と呼びます。
通常の葬儀を行ってから、遺骨の一部を、
簡単な儀式と共に散骨することが多いようです。
散骨は、扱いのある葬儀社を
通して依頼することができます。
葬儀の後で、直接散骨専門の業者に
依頼することもできます。
樹木の生い茂る森の中に、
樹木を植えたりして埋葬することを
「樹木葬」と呼びます。
「樹木葬」が行えるのはあくまでも
墓地として登録された場所です。
「樹木葬」は葬儀というよりも
遺骨を埋葬する墓地の種類です。

「生前葬」】

 
「生前葬」とは、
本人が生きているうちに行う葬儀のことです。
“それまでお世話になった方に直接感謝の意を伝えるため”
“社会的活動を終えた方が新たな人生を
スタートさせる一区切りのイベントとして”
“健康なうちに自らの葬儀を行い
遺族の負担を軽減させるため”など
まだ数はあまり多くないものの、
有名人をはじめとして生前葬を行う人は増えてきています。
生前葬は、通常の葬儀の形式を踏襲したり、
仏式や神式など宗教色のある形式で行うこともありますが、
多くはホテルや旅館などを会場とした
パーティー形式の無宗教葬が多いようです。

生前葬の大きな特徴は、
自らの葬儀の主催者が自分であるということです。
生前葬は、まだ一般には浸透していないので、
行う際は招待者への説明や配慮が必要です。
生前葬を行うことを理解してもらうのはもちろんのこと、
葬儀での服装や香典はどうすればいいのかなど、
招待状には、招待者が困惑しないよう
具体的な説明を盛り込んでおくのがよいでしょう。